直葬(火葬式)のデメリット/後悔やトラブルを避けるには
直葬(火葬式)とは、通夜や告別式をせずに火葬のみ行う葬儀形式です。
通夜や告別式をしないため、体力的、経済的な負担が少ない反面、「お葬式をした実感がない。故人を十分に弔った気がしない」というデメリットがあります。
ここでは直葬(火葬式)のデメリットや後悔・トラブルを避けるコツをご紹介します。
直葬(火葬式)のメリット
- 葬儀が短時間で終わり、体力的な負担が少ない
- 費用負担が少なくて済む
- 親族のみで執り行うため小規模であり気疲れが少ない
などが挙げられます。
大切な家族がなくなったばかりで体力的、経済的な負担が少ないのは助かりますね。
一方で、以下のようなデメリットがあります。
直葬(火葬式)のデメリット
- 直葬(火葬式)に良い印象を持たない親族や関係者からの反発
- 故人とのお別れの時間がなく十分に弔ったと思えない
- 納骨ができない可能性がある
などです。
それぞれ、よく聞く感想を交えてご紹介します。
直葬(火葬式)に良い印象を持たない親族や関係者からの反発
直葬は身寄りのない人や経済的に苦しい人向けの葬儀と考えられていたため、高齢者の方には直葬に良い印象を持たない方もいます。
そのため、直葬自体に反発されることがあります。
通夜や告別式がなく、読経もないため、お葬式をした実感がない
通夜や告別式、お坊さんによる読経もないため、お葬式をした実感がないという感想はよく聞きます。
直葬では通夜や告別式がないため体力的、経済的負担が少ないのが特徴ですが、それがそのままデメリットに繋がります。
故人を十分に弔ったと思えない、告別式もないためお別れの時間も取れなかった、などの後悔を覚える人が多いです。
お坊さんを呼ばないため、納骨を断られる場合がある
地域によってはお寺と檀家で関係のある檀家制度が根強く残っていることがあります。
直葬(火葬式)はお坊さんを介さずに葬儀を行うため、お寺に納骨のみを依頼しようにも断られる場合があります。
宗教不問の霊園である場合には、この問題は起きませんが、先祖代々の墓がお寺にある場合には要注意でしょう。
通夜なし、告別式のみの一日葬という選択肢
体力的・経済的負担も押さえつつ故人を十分に弔いたいなら、家族葬形式の一日葬がおすすめです。
一日葬では通夜がないため、体力的な負担が少ないです。
通夜とはもともと夜間でも故人とのお別れができるようにするものですが、これが体力的に負担が大きいもの。
負担を少なくするため、告別式のみ執り行うのが一日葬です。
この場合は告別式もあり、お坊さんによる読経など、宗教的な儀式も行いますから「故人を十分に弔った、告別式もありお別れできた」という実感があります。
一日葬は一般的なお葬式の1/4程度の費用で済む
2024年 | 基本料金 | 飲食費 | 返礼品費 | 総額 |
---|---|---|---|---|
全体 | 75.7万円 | 20.7万円 | 22.0万円 | 118.5万円 |
一般的なお葬式の平均費用は118.5万円ですが、一日葬なら297,000円(税込)~と1/4程度の費用負担で行うことができます。
一日葬なら直葬(火葬式)と違い告別式があるため、十分に故人とお別れできた、送り出しできたという実感があります。
直葬で後悔するのが心配なら、一日葬を選ぶ方が後悔なく故人を送り出しできるでしょう。